私は日本の焼肉のタレで有名な食品会社やＪＲ東日本の関連会社で働き、１９９７年の香港返還前後と２０００年に中国のシンセン大学に２度留学し、２００１年に縁あって台湾にやってきました。
　台湾でも、台湾大手と日本の車のレンタリースの合弁企業や、中堅の日系健康食品会社に勤めたあと、２００３年から夫婦で日本語教師を始めました。台湾の一番大きな語学学校や日本語教育において一番歴史のある学校、個人経営の学校、家庭教師等をさせていただきましたが、理想の学校を創りたいと思い、２０１０年に台中駅から直ぐ近くのところに「ハッピーランゲージ（幸福外語）」を設立いたしました。

　現在、台中駅本校の他に、台湾で最大規模に数えられる逢甲夜市の近くにある逢甲分校、台湾の奈良のような位置付けの彰化市にある彰化分校、２０１４年秋には台北駅近くの台北駅北門分校を開校いたしました。将来的には台湾の主要都市やアジア各国、日本にも学校を設立していけたらと思っています。

理念（１）日本と台湾を結んだアジア交流

　学校運営の理念と致しましては、まず日台・アジア交流の促進になればと思っています。台湾の方々は本当に日本が好きで、ずっと旅行や留学をしたい国ＮＯ１として日本を挙げてくれいています。東日本大震災ではＧＤＰに対してダントツの義捐金額をいただきました。当校の生徒の中でも「日本は１９９９月９月２１日の台湾中部大震災において、いち早く自衛隊の派遣をしてくれた。今回はその恩返しをしたい」と言ってくれたのが心に残っています。この台湾の皆様の熱い思いに応えるような心からの交流が出来ればと思っています。

理念（２）アットホームな学校づくり

　その為にも、学校運営理念の二つ目として、学校の規模がどんなに大きくなっても「アットホームな学校づくり」を心がけています。多くの語学学校では、先生は時間に学校に行ってただ教えて帰ってくるだけの繰り返しや、せっかく語学留学に来ても、自分の先生とだけしか交流を持てないことも多いです。当校では、先生と教師の関係だけとか、自分が参加しているクラス内だけの人間関係を超えての、アットホームな交流ができることを目指しています。

理念（３）語学学習を通じて人生の成功を目指す

　学校運営理念の最後としては「語学学習を通じて人生の成功を目指す」ことを掲げています。ハッピーランゲージの「ランゲージ」には単に語学というだけではなく、もう少し深い価値観やコミュニケーションの獲得という意味でも捉えています。実際に、日本語学習を通じて、日本的な価値観・行動様式を学び、多くの学生が日本の大学へ進学したり、奨学金の獲得、日系企業での就職を成し遂げています。教える側の教師も、たとえば新卒でいらっしゃった方も、自分より人生経験が多く各界で活躍されている方が生徒となるため、半年もすれば立派な社会人となります。当校を退職された先生方も、更なるステップとして日本や各国の語学学校に就職されたり、台湾の企業に勤めたりといったケースも多くあります。

　まだまだ若い学校で至らないことも多いのは事実ですが、反面、いろいろな可能性に満ち溢れたハッピーランゲージにいらしてくださる日本語教師、運営スタッフ、中国語留学、日本語教師養成講座受講者、日本語教師インターンシップの方々を心からお待ちしております。

代表 徳武秀悟